姫路紹介<拾捌> 刀の相槌を打つ狐!

himeji katana 三条

刀の相槌を打つ狐、って言われても頭の中に?マークがいっぱいになりますよね。
播磨の伝説の中で、動物が活躍するお話があります。狐が、鍛冶職人を助けて刀を作る際に、相槌を打ったというものです。(出典 播磨鑑)

 

平安時代の京都にとても有名な三条宗近という刀匠がいました。
播磨の国にある宇佐八幡宮に刀を奉納しようと旅をしていたところ、播磨の「松原八幡宮」に遷ったので、刀を作ってそちらに奉納するように神様からの御信託を受けました。
宗近は御信託通り刀を打とうとしますが、何分旅先でのことで弟子がいません。宗近が困っていると、「孫太郎」というお稲荷様の使いの狐がやってきて、宗近を手伝ってくれました。
宗近は無事に出来上がった小刀を「松原八幡宮」に奉納しました。

himeji matubrahachimangu

宗近と孫太郎狐の伝説は、揺曲にもなりました。
宗近は、その後姫路の地で亡くなりました。その場所である春日神社には、地蔵が安置されており「刃の宮地蔵」と呼ばれています。

松原八幡神社ですが、「灘のけんか祭り」で有名な神社です。秋の大祭の10月14日、15日には大勢の人で賑わっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

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