姫路紹介<漆> お夏狂乱! 井原西鶴 近松門左衛門も描いた播州姫路の駆け落ち事件!!

姫路 お夏清十郎 歴史

「お夏狂乱」「お夏清十郎」は、江戸時代に実際姫路藩で起こった駆け落ち事件です。

センセーショナルな2人の恋物語は全国各地に小唄で広がっていき、江戸の中村座で歌舞伎の演目として演じられました。歌舞伎の演目として登場して以降、「お夏狂乱」は次々に色々な作品で姿を表します。井原西鶴の浮世草子「好色五人女」の第一章に「姿姫路清十郎物語」。近松門左衛門が脚色して出来たのが人形浄瑠璃『五十年忌歌念仏』。

その後も時代を問わず、この物語歌やオペラに映画……などなどに姿を変えて人々の間で語り継がれてきました。

数多くの作品になった「お夏狂乱」の物語は、このような内容になります。

姫路城 お夏 歴史

姫路城下の旅籠の大店・但馬屋の娘にお夏という艶やかで美しい娘がいました。その旅籠の大店に、それはたいそう美しい青年が奉公としてやってきます。もともとは造り酒屋の跡取りでしたが、遊女と心中事件を起こして勘当。ほとぼりが覚めるまで但馬屋で手代をすることになったのです。

心を入れ替えて奉公に来た清十郎は、但馬屋にいる女中からたいそうアプローチを受けましたが一切なびくことなく仕事に励みました。女中たちにアプローチを受けても一切靡かない男。お夏は徐々に清十郎に心を寄せます。

そして、お夏は清十郎に恋文を送りました。清十郎も美しいお夏から送られてくる手紙をうけて、徐々にお夏に心を寄せました。しかし奉公先の主人の娘と奉公人。身分の差が2人を引き裂きます。

お夏は恋仲になった手代・清十郎と駆け落ちを決意します。2人で家を飛び出しましたが、すぐに捕らえられてしまいます。清十郎は、お夏をかどわかした(誘拐した)罪に加え、店のお金を持ち逃げの濡れ衣まで着せられ首を刎ねられます。そのことを知ったお夏は狂乱になって行方をくらませ、二度と誰もその姿を見なかったそうです。

今もなお語られる悲劇的な2人の恋物語です。

姫路市内の慶雲寺には、事件後に作られた二人の墓があります。毎年8月9日には「お夏清十郎慰霊祭」が執り行われています。悲劇的な別れ方をした2人に扮した男女が、仲睦まじく姫路の町を歩き、2人の無念を晴らしているかのようです。

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